アメリカは同時多発テロ以降航空機のセキュリティーチェックが非常に厳しくなっています。
その影響なのか、アメリカから日本へ戻る飛行機に乗る際に預けたスーツケースが開けられていたのです!
シカゴ経由でボルティモアへ
アメリカ・ボルティモアで用事があったので、シカゴから乗り継いで向かいました。
どこの空港でもそうですが、アメリカ国内で乗り継ぐ場合には、まず到着した最初の空港で入国審査を済ませ税関を通過する必要があります。
シカゴオヘア空港は世界的に見ても米国内でも巨大な空港です。入国審査自体には30分ほどかかりました。
入国審査を済ませた後、手荷物受け取り場で預け荷物受け取ります。30分も待たされた後だったので、すでに荷物はテーブルを回っていました。
荷物を受けとったあと税関を通過するのですが、税関には2人の男性職員しかおらず、機内でもらった紙に必要な事項を記入して提出するだけでした。
税関も通過してドメスティックフライトの方面に進むと、すぐに国内専用のカウンターがあり、「最終的にボルティモアまで行きたいです」というと、タグについたバーコード読み取ってくれます。
アメリカ国内線の手荷物の預けは5秒くらいで終わりました。
さすがアメリカ、仕事が早いというか適当というか。ちゃんと荷物は預けられていたようなので、一安心といったところなのですが。
この後ターミナル間の移動列車に乗って国内線が出発ターミナルに移動するだけです。
シカゴ空港でのセキュリティチェック
国内線に乗るためには再度保安場を通過する必要があります。
アメリカのセキュリティーチェックは非常に厳しく、飲料の持ち込みに関しては日本人が国際線に乗るのとほとんど同じです。
ペットボトルは持ち込むことができません。また靴やジャケットは脱ぐ必要があります。
特に怪しそうな人間に対してはよくわからない液体を使った科学的な検査も行われており、すごい労力をかけているなぁと思いました。
帰国便でスーツケースを開けられる
さてアメリカから日本に帰る際には、預けるスーツケースに鍵をかけないほうがよいです。
というのもアメリカのTSAという組織は、乗客がカウンターで預けた荷物に関して鍵を開けてその中をチェックする権利があるらしいのです。
TSAという規格にそぐわない鍵でうまく解錠できない場合は、鍵を壊しても良いということが法律的に定められているらしいのです。
私は帰りのスーツケースの中にはワインやビールなどを入れていたのですが、どうやらそれが爆発物と思われたのでしょうか。
セキュリティーチェックの人に私の知らないところで鍵を開けられて、スーツケースの中身をチェックされていたようです。
TSAの人達は、鍵を開けたスーツケースの中に「Transportation Security Administration, NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION」と書かれたタグを入れています。
ようは「不審な荷物の可能性があったので法律に乗っ取って開けさせてもらいました」ということのようです。
私はスーツケースのベルトには鍵をかけていましたが、スーツケース自体にはカギをかけていませんでした。
おかげで鍵が破損することはなかったのですが、もしTSAの人の機嫌がわるければ、スーツケースのベルトを切断したりカギを壊したりしてスーツケースが開けられていたかもしれません。
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