北海道新幹線の開業に伴って、札幌駅周辺では再開発が活発化していますね。
そのうちの注目エリアが、札幌駅にほど近い北五条西六丁目エリアでした。
北5西6再開発エリアの場所
ちょうど三井住友生命ビルと三井ガーデンホテルの間に挟まれたやや小さな土地は、2010年頃から空き地となっていました。
google mapではこんな感じです。
当初は三井不動産レジデンシャル主導で19階建て、80戸程度の分譲マンションが建設される予定でしたが、建設費や人件費高騰の懸念があったからなのか、長い間動きを見せないままでした。
再開発エリアの希少価値
北口にはDグラフォート札幌ステーションタワー、ブランズタワー札幌などの高層マンションがいくつかあり、また創成川を渡った場所にはなりますが、北4東1には札幌市の注目物件になるシティタワー札幌も建設されています。
もちろん西側に目を向ければ、植物園周辺にはいくつかの分譲マンションが建設されていますね。
ただし札幌駅南口エリアの分譲マンションは現在までにありませんから、非常に期待しておりました。
この場所は大丸にも至近ですし、札幌駅までも徒歩5分以内です。
仮に2018年に分譲されたとすれば、その坪単価は軽く300万円を超えていたでしょうね。
マンション建設断念か
ところが2018年の春ごろにその建設予定地の前を通り過ぎてみると、なんとなく工事が始まっているのです。
これはと思って看板を見てみると、なんとマンションではなくホテルの建設予定と記載が変更してありました。
まだ詳細な情報は出ていないようですが、どうやら北5西6には分譲マンションではなくホテルが建設されたようです。
札幌駅周辺の土地の価格高騰もちろんのこと、東京オリンピックの建設需要、東日本大震災の復興需要を受けて、建設資材や労働力の高止まりは継続しています。
ですから、採算という点では札幌の一等地に悠長にマンションを建設している余裕は無いのかもしれません。
上にも書いたように、現実的には坪単価400万円くらいになっても納得の立地でしょう。ただこれだと2LDK 60m2で7200万円ですから、札幌のマンションの価格帯を考えると、まあ売れないでしょうね。
一方では北海道を訪れる訪日外国人は増加の一途を辿り、ホテルの稼働率は高い状態がつづいていますから、分譲マンションよりはホテルを建設する方が、幾分リーズナブルのようですね。
建築計画発表。ホテルは13階建て (2018.4.9)
北5西6の建築計画が出ました。やはりホテルのようです。
建築主は三井不動産株式会社ホテル・リゾート本部、13階建とのことです。ちょうど隣の三井ガーデンホテルと同じような高さになるのでしょうか。
三井系列のホテルが隣り合う事態になりそうですね。
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