大雪の新千歳空港で欠航便が出た場合に考えるべきこと




新千歳空港は巨大

新千歳空港は北海道の玄関口あり、東京の羽田空港と新千歳空港結ぶ路線では多くの航空会社が就航し、その旅客数は少し前まで1000万人を超えていました。

新千歳空港はその名の通り北海道の千歳市と苫小牧市にまたがって存在しており、それよりも北のほうにある日本海側にある、札幌市家小樽市に比べれば積雪量が少ないとされています。

しかしながら積雪が予想外に増えた場合には、仕方なく欠航便が出てしまうようです。また最近では海外と日本を結んで国際線も増加しているようなので、空港自体の混雑もより目立ってきており、それも欠航便の増加に拍車をかけているようです。

新千歳空港が雪で閉鎖されることはよくある

北海道の空港という性質上、冬期には降雪に伴ってしばしば飛行機が欠航します。

公式ホームページをみていても、出発時刻になっても飛行機が出発しなかったり、備考の欄に「引き返す場合あり」「欠航」などのおそろしい単語が突然表れたりと、雪による欠航は利用者にとっては気が気でありません。

新千歳空港の就航率(飛行機が定刻通り運行される確率)を調べてみると、通年で98-99%らしく、これは羽田、関空、那覇などの主要空港と比較しても、遜色ないパーセンテージであるようでした。

冬期には、全く飛行機が飛び立てないような大幅のダイヤのみだれが、1年に5-6回くらいあるような感覚を持ちますが、1年通して統計を取ってみると、ほとんどの航空機は定刻通り運行されているようです。

冬場は正規のチケットを購入するのが安心

ちなみに、万が一航空機が遅延・欠航した場合は、上位クラスの予約客から優先的に便の振替等が行われるようです。

以前、零細旅行会社の格安チケットでANA便に乗ろうとして、雪で飛行機が欠航してしまい、替わりに提示された振替便は翌日の昼の便ということがありました。

その時は翌日に朝から予定があったので、泣く泣く最終便の空席を正規料金で予約してなんとか当日中に目的地にたどり着く事ができました。(正規料金は3-4万円くらいしました)。

冬期に新千歳空港を利用する場合は、少々値段が高くとも、欠航したときのリスク分にお金を払うつもりで、航空会社の正規航空券を購入される事をおすすめします。

解決策1:陸路で函館経由

1つは陸路を利用するというパターンです。例えば札幌から東京に至るまでには、札幌発函館行きの特急スーパー北斗また北斗を利用し、新函館北斗駅で北海道新幹線に乗り換え、そのまま東京駅まで乗車すると言う選択肢があります。

この選択肢は費用と時間はかかりますが、最もポピュラーでないかと思われます。

基本的に北海道は南に、太平洋側に行くほど雪が少なくなるので、飛行機の欠航の割合に比べれば、スーパー北斗が運休する確率はかなり低くなっています

毎年の大雪でも、スーパー北斗・北斗は遅れながらも運行されていることがよくあります。あまりにも降雪量が多くなれば、JRも運休してしまいます。

解決策2:旭川空港利用

もう一つの選択肢は、旭川空港利用するというパターンです。

札幌や千歳に比べると旭川の積雪量は内陸と言うこともあって多いですが、旭川空港の冬の欠航率は、新千歳空港のそれと比べるとずいぶん低くなっています。

大雪でも旭川空港発着する便に欠航便はないことがあります。

この理由はよくわからないのですが、どうやら旭川空港は新千歳空港ほどダイヤが過密でなく、除雪に時間をかけることができるらしいのです。

札幌からだと旭川空港までは乗り継いで3時間位かかってしまいますが、確実性と言う点では、新千歳空港で待機するよりは旭川空港に向かったほうが得策かもしれません。

いずれにしても直前での旅程の変更は時間的にも金銭的にもロスになってしまいます。北海道新幹線が札幌まで延伸されれば、冬の北海道の交通事情も少しは改善すると考えられ、早急な延伸が望まれます。










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