国際線エコノミークラスでの座席指定の豆知識。どの席が一番良いのか




国際線を利用する際に、どこの座席を指定するかということが非常に重要です。

ビジネスクラスであれば思いを巡らす必要もないんでしょうけれども、エコノミークラスでは、座席指定が快適さに大きな影響を及ぼします。したがって、ここではエコノミークラスに限って考えたいと思います。

良い席と悪い席は一概には説明できない

まず良い席と悪い昔の基準は何でしょうか。

これはそれぞれの価値観による所にもあるので、難しい問題ではあります。

まずはその前に各席の特徴を書いていきたいと思います。

一番前の席のメリット

エコノミークラスの一番前の席は、前に座席が存在せずに空間の仕切り等になっています。したがって大抵足元が広く確保されています。

私もいちど座ったことがありますが、足を座席と同じ高さに上げても、まっすぐ伸ばすことができます。

隣の中国系の女性は、大きなクッションを持ってきており、そのクッションの上に足を乗せていました。

またエコノミークラスの1番前の席は、ビジネスクラスの後に位置しているので、エコノミークラスの乗客の中では1番早く飛行機を降りることができます。

乗り継ぎなどがあり時間を気にするような場合には、非常に良い席だと思います。

そのほか、一番前の席では座席の前のスペースが広いので、通路側の席でなくとも、通路に出やすい=トイレに行きやすいというメリットもあります。

一番前の席のデメリット

一方で1番前の席のデメリットとしてはいくつか挙げられます。

まずは荷物を置くスペースがないと言うことです。

当然エコノミークラスの1番前の席には、前の座席がありませんので、前の座席の下に荷物を置くと言うことができません。したがって離陸と着陸の時には、荷物を膝の上に乗せるかするしかありません。

ともすれば不便と思われがちなのですが、実際には前の壁や仕切りの所には機内誌や緊急時の脱出経路を示す紙が入ったポケットがあり、そのポケットの中に少しばかりが収納することができます。

携帯電話やタブレット端末、その他マスク、歯磨き等であれば問題なく収納することができますので、正直あまり不便には感じませんでした。

もう一つ不便な点があるとすれば、液晶画面が座席の横に収納されているので、離陸や着陸の際には機内エンターテイメントを楽しめないと言う点でしょうか。

ただしタブレット端末で映画を見たりすることもできるので、この辺も人によってはあまり不便には感じないかもしれません。

前の席が空いていると言うのは非常に開放的ですし、何よりも足が伸ばせるのは素晴らしいことです。また前の人のリクライニングが気になることもありません。

通路側の座席のメリット・デメリット

国際線のエコノミークラスになる場合には、やはり通路側の座席のほうがベターでしょう。

機内食を食べれば当然トイレに行きたくなりますし、トイレに行くことを考えればやはり通路側の方が出やすいです。

また通路に向かって足を掘り出すこともできるので、足を伸ばすと言う点でも通路側の方が良いかもしれません。

その他、必要になった時に頭上の荷物入れからいつでも荷物を取り出すことができたりなどのメリットがあります。

デメリットはあまり思いつかない・・・ですね。人が通るのが気になるとか、外の景色が見えないとかでしょうか。

窓側の座席のメリット・デメリット

私は窓側の座席が好きです。国内線に乗るときには、主に窓側の座席を指定しています。やはり離陸する時や着陸するときに景色が見えると言うのは、飛行機の移動の醍醐味と言えるでしょう。

ただこれは国際線になると話が少し違ってきます。

まず国際線では飛行時間が長いので、トイレに行く必要が出てきます。

私も何回か体験したのでよくわかるのですが、横に乗客がリラックスした状態で座っている中、「すみません」や「excuse me」と言いながら膝や足の上をまたぎ、トイレに行くっていうのはすごく面倒なわけですね。トイレに行きたい時にいけないと言うのは、結構苦痛なわけです。

前方の席のメリット・デメリット

エコノミークラス前方の席のメリットは、他の乗客に比べて早く飛行機を降りられると言うことでしょうか。

乗り継ぎがない場合には、あまり気にしなくても良いですが、国際線の乗り継ぎがある場合には、飛行機を降りる順番と言うのは結構重要だったりします。

空港によっては、入国審査に驚くほど時間がかかったり、その後の手荷物検査で思わぬ足止めをくらったり、とにかく国際線では予期せぬことがたくさん起きます。

乗り継ぎ時間が3時間位あれば大丈夫だろうと思っていても、ギリギリになってしまうことがよくあります

また計画された乗り継ぎ時間が十分であったとしても、日本を出発する飛行機が遅れてしまえば、結果的にはギリギリの時間で乗り継ぎを行わなければなりません。

そのような場合には早く飛行機を降りて、いろいろな手続きを早く済ますことができるというのは安心感があります。

後方の席のメリット・デメリット

一方で座席後方の席にもメリットがあります。

基本的に飛行機の予約と言うのは、前方席から埋まっていきます。これは上述の通り前方席の方が、飛行機の入り口から移動する距離が少ないためです。

したがって、後方席に予約がある場合は、運がよければ、隣の席が空いていると言うラッキーな事態も起こりてます。

国際線で隣の席が空いていると言うのは非常に重要で、隣の人に気を使わずに肘掛けを使うことができたり、食べ終わった機内食のトレーを隣の席のテーブルの上に置いたりすることができます。

特に3人掛け、4人がけの席で自分1人しか座っていないような場合には、座席3つか4つ分もベッド代わりに利用することによって、体を横に向けたりすることもできます。

これは一種の賭けなわけですが、乗り継ぎ時間と全く気にしない場合には、機内後方の席を選択するというのも十分あり得る選択肢かと思います。

一番後ろの席のメリット・デメリット

1番後ろの席のメリットは、後ろの乗客に気兼ねすることなくシートを最大限まで倒すことができる店でしょうか。

国際線のエコノミークラスに乗っていると、気分よく乗るためには当然座席を倒すことが必須なわけですが、一方で後の人に気を使わなければならず、難しい側面もあります。

また、1番後ろの席は、ギャレーやトイレに近かったりします。

キャビンアテンダントが食事を用意する場所に近い席や、トイレに近い席では、常に人がいて物音がするような状況になるので、人によっては気になるかもしれません。

特にうとうとし始めているときに、トイレの流す音などが頻繁に聞こえた時には聞こえてきたときには、嫌になっちゃいますよね。

3人掛けから2人掛けになる席は穴場席

数が少ないですが、リクライニングを目一杯倒すことができて、ギャレーやトイレに近くなく、しかも通路側の席があります。

それは機内左右の、3人掛けから2人掛けになる列の1番最後の3人掛けの列、通路側の席になります。

画像上の通路側の座席では、うしろに誰も座っていないので、後方席を気にすることなく存分にリクライニングを倒すことができますね。

ただこの座席は機種によっては存在しないこともあるようですし、機内のエコノミークラスでもおそらく左右2席しかないので、なかなか指定するのは難しいかもしれません。

結局オススメの席は、一番前でしょうか

結局、一人で飛行機に乗る場合のオススメの席はどこでしょうか。個人的な経験では、

1、最前列(通路側>窓側、中央側)

2、3人掛け列・最後列・通路側

3、前方席通路側

4、後方席通路側

になるかと思います。

長距離フライトでは通路側の座席がベスト

長距離のフライトでは、やはり通路側の座席を指定することが最もリーズナブルかと思います。

3列シートの窓際に座った日には、トイレに行くために横の2人の乗客に常に申し訳ない気持ちを持たなければならないです。

また足腰が辛くなってストレッチをしたいと思っても、通路側に出ることも容易ではありません。

ちなみに私はヨーロッパやアメリカに行く際には、席を途中でたって、後方のトイレの前でストレッチをするようにしています。

私も以前アメリカ行きの国際線に乗った時に、窓際に座った男性から通路側の席と交代してくれないかと言われたことがあります。

もちろんそれはお断りしましたが、国際線のエコノミークラスでは、通路側に座るのか、窓際に座るのかということが非常に大きな問題です。










関連記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です