いやー冬の札幌っていうのはすばらしいもんです。札幌中心部から1時間位走れば、1972年にオリンピックが行われたテイネスキー場まで到着し、スキーを楽しむことができるのですから。
ところで、テイネスキー場を運営する加森観光が、チャージできるICリフト券を開始したようです。
テイネスキー場はまずまずの混み具合
この日はあいにくの天候でしたが、3連休の休日と言うこともあり、最近テイネスキー場に行った中では、混んでいました。
といっても手稲ハイランドのサミットエクスプレスが大体10分待ち位なので、バブルの時代に本州のスキー場で楽しんでいた人々に言ったら、笑われてしまうかもしれませんが。
リフト券を購入したらICカードが出てきた
さて、リフト券売り場でチケットを購入したところ、なんだかよくわからないICカードを渡されました。どうやらこのICカードに、リフト券に必要な日時などが入力されているそうなのです。
北海道のスキー場でもどんどん増えてきましたが、最近では駅の改札のようにICカードを使ったリフト券のチケットが増えてきました。
2010年位までは、少なくとも北海道のスキー場では、紙のチケットを購入して、ゴンドラやリフトに乗る際に、そのチケットをスタッフの方に見せると言うのが恒例になっていました。
ところが今や北海道の山奥のスキー場でもすべて電子情報で管理されてしまう時代なのですね。
ICカードにリフト券をチャージできる
さてこのICカード面白いところは、なんとJR東日本が発行するSuicaのように、リフト券をチャージできてしまうところなのです。
PCやスマホで購入することが可能で、チケット売り場に並ばずにスムーズにリフトへご乗車いただけるようになります。
また、リフト券購入時にカード保証金として500円を預かり、返却時に500円返金するというデポジット制度を廃止、購入時のチケット売り場での支払いや、カード返却のためにチケット売り場やホテルフロントへ立ち寄り清算する手間をなくし、お客様の利便性の向上を図ります。
このICカードを手に入れるためには、1番最初はリフト券売り場に並んで(並んでといっても1人か2人ぐらいしか待っていないのだけれども)、リフト券を購入しなければなりません。
ただし2回目以降は、パソコンやスマートフォンであらかじめリフト券を購入すれば、チケット売り場に並ぶことなくリフトに乗車できるということらしいんです。
もちろんICカードを購入するのに別途デポジットが必要ということはありません。経費としてリフト券にあらかじめいくらか上乗せされているかもしれませんが。
仕組みとしては、ICカードに固有のWTP番号とよばれる識別番号を、リフト乗り場に設置してあるゲートから読み取ります。
そしてその情報をオンラインで照会することで、果たしてタッチされたリフト券が有効かどうか、ということを確認しているのでしょう。
2017-18年は道内の3ヶ所のスキー場で利用可能
現在この制度は加森観光グループの、テイネスキー場、サホロリゾート、ルスツリゾートで利用できるようです。
数年後には、鉄道のICカードのように、全国のスキー場でICカードを共有して利用することができれば、スキー場からリフト券売り場というのが、大幅に縮小されるかもしれません。
そうすればスキー場にとっても大幅な経費節約になると思うのですが・・・。是非ともかんばってもらいたいものです。
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