レンタカーでヨーロッパ周遊旅9(ストラスブール – ジュネーブ)




今日はストラスブールを観光した後に、スイスとフランスの国境の町ジュネーブまで向かいます。

ストラスブールはEUの中心

ストラスブールはフランスのアルザス地方に位置する町で、EUの中心となる本会議場があることで知られています。

この町は、過去に幾度がドイツ領の「シュトラスブルク」となったことがあり、ドイツ的なものが幅をきかせている町でもあります。

ストラスブールの見どころとしてはノートルダム大聖堂、プティットフランスという観光エリアなどがあります。

ノートルダム大聖堂は赤色砂岩で造られたと言われ、高さは142mあります。この大聖堂もらせん階段を登って頂上までいけるみたいでしたが、ケルン大聖堂ですごくつかれた経験があったので、パスしました。


この旅ではヨーロッパをいろいろと巡ってきたわけですが、このあたりまでくると聖堂にも飽きてきます。

よく考えてみれば、ヨーロッパの大聖堂は、日本で言えば神社仏閣といったところで、よっぽど有名な神社でなければ、日本人も相手にしないですよね。

プティットフランスはストラスブールの旧市街を流れるイル皮が4つに分岐する地帯で、いつも旧市街の雰囲気を楽しむ人たちで賑わっているようです。

どことなくドイツの香りがします。

ストラスブールを早々に後にしてスイス・ジュネーブに向かいます。

スイス・ジュネーブに向けては、フランス国内の有料道路を走りたくないので、一般道のみを通る中でルートを設定します。これが後々にいろいろと面倒なことになります。

ついにSKODAのレンタカーが故障

ストラスブールを出発して1時間30分くらい経過した後、無料のハイウェイ区間を走行していると突然に、アクセルを踏み込んでもスピードが出なくなります。

高速の上にも関わらず時速60km/hくらいだったとおもいます。そして車の前面を見てみると、なにやら「水道の蛇口マーク」「EPCマーク」「バッテリーマーク」などが点灯しているではありませんか。

スピードが上がらないながらもなんとか非常電話のある路肩の少し広くなったところに停車させます。

エンジンを切って再始動させてみると、前面の異常を示すランプは消えていました。なんとも面倒なことになりました。

レンタカーを借りる際にもらった説明書をみても、チェコ語しかなく、言わんとすることがいまいち理解できませんでした。幸いにもエンジンを再起動させて出発してみると問題なく走行できたので良かったですが、これが根本的な問題にならないかどうか、今日の宿で問題点を検索してみることにしました。

それから2時間ほどして、間違えて有料道路の区間に入ってしまいます。有料区間に入るのは問題ないのですが、料金の支払方法が分からないのでそこが困るところです。

料金所の支払いで四苦八苦する

しばらく走っていると料金所の案内がみえ、料金所での支払いは2.8ユーロだそうです。2.8ユーロを用意して料金所に突入します。事前の地球の歩き方情報によると、一番右端のレーンには人がいて、なんとかなるということが書いてあったので、助言通りゆるやかに右端レーンに突入します。

しかし、突入してみるとこれが大失敗。料金所に人がいないのはもちろん、なんとキャッシュを受け付けてくれないのに加えて、VISA、MasterCard、JCBのクレジットカードが利用できず、American expressとフランス企業が発行するクレジットカードが使えるのみだったのです。

私たちの中でAmerican expressを持っている人はいなかったので、どうしたもんだと大問題になります。後ろにはトラックが来ていますが、もちろんバーが開かないので私たちの車は前に行けません。

後ろのトラックの運転手が降りてきて、自動精算機をいろいろいじってくれますが、どうにもなりません。だってNo Cashですから。

ということで後ろのトラックのおじさんには自分のトラックに戻ってもらって、トラックの後ろに並んでいるトラクターにもバックしてもらって、われわれは料金所に吸い寄せられる数々の自動車の合間を縫ってバックしていきます。

なんとかバックして違うゲートに入るもこのゲートもNo Cash, No VISA, No Mastercardでした。しかしどうあがいてもバーは開かないことを知っていましたので、すぐにバックして料金所再突入に備えます。とそのとき、おばさんがいるレーンを発見します。よし、このレーンに突入だということで、おばさんのいるレーンにゆっくりと進入し、何事もなかったかのように2.8ユーロを支払います。

と、ここまでの流れはわずか10分ほどでしたが、すべての自動車、トラックが料金所に向かってくる中、バックして逆走するという体験は本当にこわいものでした。いつ追突されるか分からないですから。

したがって、フランスの高速道路で料金所を通過する際には、まず路肩に寄せて一時停車、人のいるレーンを確認、そこに突入という流れをとると良いと思います。人がいればカードでも現金でも、最悪払えなくても苦しみを共有してくれる人がいますし、ぜひお勧めします。

苦難を経てスイス国境へ

 

奥に見えるのはレマン湖とジュネーブ市街です。

ジュネーブ(郊外のフランス国内)の宿に戻っていろいろ調べてみると、人がいるレーンというのは青色の下向き矢印で示されているようです。

そして高速道路走行中に表示された「EPC」「スリップ注意」「水道の蛇口」「バッテリー」のそれぞれのマークは

1. バッテリーが故障した(故障気味)ことによって電気系統にエラーがでた
2. ソフトウェアが不安定で、このような表示がでた

という2つの可能性が考えられるようです。電気を特に使いすぎたわけでもなく、どちらかというとソフトウェアのトラブルの可能性が考えられるということでした。

日本者だとこのような電気系統のトラブルは全く経験しないのですが、海外の車だと、そういうことも起こり得るようですね。










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