今日はイタリア東部の都市ヴェネツィアを観光します。
ヴェネツィアは観光地価格
ヴェネツィアはイタリアのみならずヨーロッパでも屈指の観光地とあって様々な料金が割高に設定されています。
ヴェネツィア本島への自動車の乗り入れはできないので(そもそも道路がない)、島へかかる橋を渡ってすぐのところにある、駐車場に車を置いて観光に出かけていくことになります。
この駐車場は12時間までの利用で26ユーロ (\3.120)、24時間までの利用で30ユーロ (\3.600)もかかります。とりあえずローマ広場の駐車場に車を置いて、ヴェネツィア観光に向かいます。
ベネツィア、ベネチア、ベニスの街を歩いてみると、ヨーロッパの旧市街のようなたたずまいはそのままに、ふと角を曲がると運河に架かる橋が見える、そんな素敵な街です。
ただ歩いているだけで、は橋の多い旧市街と変わらないのですが、移動船やヴェネツィアを一望する塔に上ってみると、この街全体が海に浮かんでいることに感動できます。
さらに15世紀には地中海の貿易を支配し、栄華を極めた都市国家であったことを想像してみると、なんとも歴史のロマンを感じることができます。
ヴェネチアは観光客でいっぱい
そしてヴェネツィアは観光客が多い街でもあります。道を歩けど歩けど出会うのは観光客ばかりです。もちろん島に暮らしている人たちもいますが、はっきりとそう分かる人はいませんでした。
ヴェネツィアにおけるアジア系観光客の主流は日本人から中国人にとってかわられ、シャネルの紙袋を持ってグッチのショップに入っていく中国人観光客が印象的でした。日本人でこのようなことができる人は今どれだけいるでしょうか。
サンマルコ広場
ヴェネツィアで最も賑わっているのはなんといってもサンマルコ広場です。ヴェネツィアの中心サンマルコ寺院前に広がるこの広場は、世界中の旅行者の集い場でもあります。
正面にはサンマルコ寺院、右には宮殿、その前の翼を持つライオンの像はヴェネツィアの守護神、聖マルコの象徴として造られています。
サンマルコ寺院の2階をはじめ、ヴェネツィアには各所に公衆トイレが整備され、街角にも「 WC→」 などの案内があります。
利用方法は1.5ユーロを係員に支払うとゲートが開き、トイレが使える仕組みなっています。トイレを使うのにお金を支払うことのない我々にとっては、高く思えてきます。
トイレの内容はというと、ウォシュレットはさすがにありませんが、ヨーロッパのトイレの中ではなかなかきれいに整備されています。
カフェの価格も船の価格も高いのです
サンマルコ広場周辺のカフェもかなり高額です。一番リーズナブルな注文でもCafe6.0Euro(\720)だったりします。
これに音楽演奏がつくことがあり、その場合は別に3ユーロとられるようです。世界的に有名な観光地のさらに中心部なのでこの価格も仕方ないのですが、カフェに入る際は何時間も居座る覚悟で行ったほうが良いと思われます。
ヴェネツィアで有名な乗り物のひとつにゴンドラというものがあります。柳川下りで使われるような小型の船に船頭がつき、手こぎで運河の様々を案内してくれます。ヴェネツィア観光のハイライトです。
ゴンドラ乗り場は島内に何箇所かあり、のりばのおじさんにゴンドラはいくらするのかと聞いてみたところ、なんと普通のツアーで150ユーロ、スペシャルツアーで250ユーロといいます。
普通のツアーを3人で割り勘したとしても1人50ユーロの出費です。これはあまりにも高いということであきらめることにしました。ちなみに最高は6人乗れるそうなので、この場合は割り勘するとひとり25ユーロで済みます。
おじさんと話を終えてゴンドラ乗り場を後にしていると、別のおじさんがやってきて、スペシャルツアーを150ユーロでサービスしていると言ってきます。
断っておいて地球の歩き方を読んでみると、相場は70ユーロらしく、6人で乗れば1人当たり10ユーロちょっとで済みます。別のおじさんが話しかけたり、ガイドブックの相場と料金がかけ離れていたりすことから察するに、ゴンドラに乗る料金というのは交渉で決まっているのでしょう。
日本人というだけて途端に法外な値段をふっかけられたりするので、ゴンドラ乗り場のおじさんと値段を交渉する際は、なるべく6人で挑む、1ユーロも譲らないというスタンスで交渉されると良いとおもいます。
帰りはヴァポレットとよばれる水上バスに乗って駐車場近くの船着き場まで帰ります。このヴァポレットも高く、one wayチケットで6.5ユーロ (\760)もします。
ヴェネツィアは観光客しかいないためか、何をするにもお金がかかります。ホテル、レストランの相場は良く分かりませんが、ガイドブックを読む限りはコストパフォーマンスは悪いようです。安く済ませようとしている我々にとってはつらい観光地でした。
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