旅の予算
帰国後にきれいさっぱり清算するために、詳細に会計をつけていました。
その会計簿を見返してみると、1日あたりで使った金額は、ホテル代や飲料水などを含めても1万円以内におさまります。
移動日で特に立ち寄る観光地がない場合は¥5000以下でおさまる日もありました。
したがって学生や安さを求める旅の予算としては¥8.000×旅行日数程度を覚悟していけば良いと思います。
ガソリン事情
油の種類としてはSuper95、Super98、Disselなどがありますが、どの種類を給油するかは車をレンタルする際に聞いておけばよいと思います。
さて西ヨーロッパのガソリンは概して高額です。石油メジャーのあるオランダのガソリンはさすがに安いだろうと思っていたら案外そんなでもなかったり、海に面していないオーストリアはさすがに高いだろうと思っていたら意外と安ったり。
以下各国のガソリン価格を書いておきます。
ちなみに高速道路の給油所が高いのは各国共通のようです。
ドイツ、オランダ、ベルギー、フランス、イタリア:高い
ルクセンブルク:普通
スペイン、オーストリア:安い
ドイツなどではSuper95で1.6ユーロ/L (\192) 近くなり、ガソリン価格が安いスペインでも1.35ユーロ/L (\162)となり、日本と比較するとかなり高額になります。
ほとんどの給油所はセルフサービスになっていて、給油の仕方はどの国でも変わりません。
料金の支払い方は3通り程度に大別されるようです。
1、 給油した後に併設されているコンビニエンスストアのような場所に歩いてき、そこのカウンターで支払う
2、 給油した後に少しだけ前にすすみ、係員のいる小屋に横づけしてドライブスルーのような形式で支払う
3、 あらかじめ自動精算機に、カードや現金で自分の入れたいリッター分だけ支払っておき、その後給油する
普通車でも1回の給油で60ユーロ (\7.200) 程度かかってしまうので、リーズナブルな旅をするのであればガソリン代はかなり覚悟しなければなりません。
運転は荒い
ヨーロッパの運転事情で気をつけるべきことは2つあると思います。
1つは車間が狭いことです。信号待ちや駐停車の前後の車間は数十センチ単位ですし、車線変更も後続車がブレーキを踏む前提で行います。
だからといって相手にブレーキを踏ませることが決して迷惑な運転ではなくで、それがごく一般的になっているようです。これも自己主張が強い国民の特徴ある運転なのでしょうか。
2つ目の特徴としては街の中心部が複雑になっていることです。ヨーロッパの都市では人口がある程度(50万前後)の街でもトラム(路面電車)が整備されていることが多いですね。
さらに交差点も単純な十字路だけではなくて、ロータリーがあったり、思わぬところに道路があったりと、どの道を行けばよいかGPSがあってもすごく迷います。
オランダなどの国では自転車に乗る人々も多いことから、前後左右のトラムに気を使いつつ、自転車を確認し、停車中の車に関しても車間をとらなければいけない、と運転に慣れるまでかなり集中して運転する必要があります。
ガイドブックは古いものを購入
ヨーロッパ各国を周遊するのであれば、ガイドブックが必要になります。レンタカーを借りてヨーロッパの田舎町を巡るのであれば「地球の歩き方」シリーズが便利です。
小さな田舎町の市街地図までも載っていることがありますし、観光名所であれば簡単な説明がついていることもあります。
この地球の歩き方ですが、書店で購入すると1冊1.700、6カ国分購入するだけで1万円もかかってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、Amazonの中古本を買うことです。
版が古くなるにつれて安くなり、5年くらい前のシリーズでは100円くらいになっていたりします。しかし市街地の地図はほとんど変化していませんし、レンタカーで周遊する際には公共交通機関もあまり使わず、列車の路線図も見ることが少ないです。
実際に「地球の歩き方-フランス」は5年前のガイドブックを持参しましたが、特に問題ありませんでした。
図書館で借りるのも手ですが、旅行中はどうしても雑に扱ってしまうので、ぐちゃぐちゃにしても迷惑のかからないように購入されることをおすすめします。最悪荷物になれば捨てても問題ないですし。
詳細さを求めるのであればロンリープラネット(ロンプラ、lonely planet)ですが、こちらは日本語ではなく英語で書かれています。
以前ある国について地球の歩き方とロンプラを比較したことがありますが、圧倒的にロンプラの方がレストラン情報など詳細に説明してありました。英語に自信のある方はこちらを選ばれるとよいでしょう。
ヨーロッパの食事事情
ヨーロッパを旅したことのある方ならば自明のことですが、西ヨーロッパの食事は概して日本より高いことが多いです。
ドイツ、フランスなどの観光地にあるレストランではランチセットが最低15ユーロ~となっており、これにワインや水を飲むとなると1人当たり20ユーロ(2.400)は覚悟しなければなりません。
物価の比較的安いスペインやイタリアでも普通の食事をしようとするとやはり10ユーロ(1.200)くらいは必要になります。
見ず知らずの異国の地で、ガイドブック片手にレストランに入るのは勇気が要りますし、注文、食事、支払にもエネルギーを使います。
したがって私たちはレストランでの食事は昼過ぎの1日1回にして、朝はホテルの朝食が付いていればそれをしっかり食べ、夜はスーパーで購入したサラダなどで済ますスタイルにしていました。
ここからは私の主観になりますが、ドイツやルクセンブルクでは主食が肉とビールとなるので、日本人であれば一日一食で十分だと思います。その前に、肉とフライドポテトのような組み合わせは1日に2回も食べることができないでしょう。
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