再開発が活発な札幌駅東、創成イースト地区。
このほど札幌駅東の札幌ファクトリー北側の地区では、北 4東 6 周辺地区第一種市街地再開発事業が行われています。
開発の中核となるとのはザ・タワーズフロンティア札幌であり、この地域ではランドマーク的なマンションとなることが予想されます。
目次
再開発エリアの概要
この再開発エリアは、北 4東 6 周辺地区第一種市街地再開発事業として、新築分譲マンション、老朽化した体育館の新設、福祉施設、商業施設など一体的に開発されるものです。
このあたりは元来北海道ガス札幌工場の跡地として長らく有効利用されていなかったのですが、この度再開発されることになったようです。
札幌駅からは徒歩15分ほどの地域であり、歩くには少し遠いエリアではあります。
ザ・タワーズフロンティア札幌の概要
今回開発する「ザ・タワーズフロンティア札幌」は、JR「札幌駅」から 1km 圏内に位置して います。
当マンションを含む「北 4 東 6 周辺地区第一種市街地再開発事業」は 34,000 ㎡超の敷 地に、住宅、商業施設、医療、福祉施設、広場などを整備するほか、体育館やエネルギー供給施 設などを集結させた大規模複合再開発事業です。
また、当マンションは、21 階建の高層ツインタワーを計画しており、「サッポロファクトリー」 や中央体育館とも空中歩廊で直結させた利便性の高い物件です。
大京プレスリリース 2017.9.28
北4東6地区に建設されるマンションが、2017年末より発売されています。
ちょうど札幌駅方向、西側をストリートビューで見ているわけですが、左側に札幌ファクトリー、右側がマンションが建設される再開発地区になっていますね。
マンションはツインタワーで21階建て、総戸数では270程度とのことなので、札幌駅北口のDグラフォート札幌ステーションタワーより、少し小さいくらいの規模ですね。
ザ・タワーズフロンティア札幌の特徴
札幌駅東地区、創成イースト地区では都心へのアクセスと地価の安さを背景にして、2000年以後多くの分譲マンションが建設されてきました。最近でも住友不動産がシティタワー札幌を建設しました。
このザ・タワーズフロンティア札幌ですが、札幌ファクトリー周辺エリアでは、間違いなく一つ抜けたマンションになることでしょう。
サッポロファクトリー直結
生活に必要な施設が一通り揃った、サッポロファクトリーと直結されるマンションであるのは大きな魅力です。
これまでも、そしてこれからもファクトリーと直結するマンションは出てこないでしょうね。物件の希少性が伺えます。
またファクトリーには生活に必要なスーパー等が入っていますから、日常生活にも困ることはなさそうです。
再開発事業である
このマンションは北 4東6周辺地区第一種市街地再開発の中核として建設されています。この地区に建築されるのはマンションだけでなく、商業施設等も一体的に整備されます。
ですから、物件価値という点ではいま以上の
アクセス面ではやや気がかり
一つ気がかりな点があるとするならば、それは交通アクセスでしょうか。
公式ホームページによると最寄りの地下鉄東西線・バスセンター前まで徒歩8分、地下鉄さっぽろ駅まで徒歩10分、JR札幌駅までは徒歩14分です。
頻用する駅は札幌駅が大通駅で、バスセンター前駅を使用する頻度は多くないでしょうから、中心部のアクセスまでは徒歩10分以上です。
また公式サイトでは、バスによる中心部へのアクセスの良さが強調されていますが、バスを使うことはほとんどないでしょう。歩いた方が早いからです。
札幌中心部では渋滞が頻発しますし、特に冬は時間通りにバスが来る方が珍しいと言って良いと思います。
以前札幌駅の西側に住んでいたことがありますが、徒歩10分の距離であればバスを利用することはほとんどないと思います。
物件価格
SUUMOでは物件価格も発表されています。82.4m2で4980万円とのことですから、坪単価はおおよそ200万円です。
昨今のマンション市況や再開事業、ファクトリー直結であることを考えると、ちょうど良い値付けかなといった印象です。
ただし2010年前後に分譲された近隣マンションは軒並み坪単価150万円程度だったと記憶していますから、数年前の物件と比べると価格はかなり上昇しています。
特にJR札幌駅徒歩5分、北7東1に建設されたプレミスト札幌ターミナルタワーは、低層階での分譲価格が坪単価150-160万円程度でした。
中古市場においてこれらの物件との勝負となってくると、資産価値の維持は難しいかもしれません。
このマンションの価格設定が高いということではなく、マンションの市況があかりすぎた、と説明した方が適切かもしれません。
まとめ
物件としてはサッポロ・ファクトリー直結、再開発事業と希少性があり、面白い物件ではあるかと思います。
ただしアクセス面を考えた場合、リセールバリューがどこまであるかはちょっと難しいかもしれません。
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