札幌北8西1地区の再開発の概要、進捗状況について

札幌駅周辺では最後の一等地ともいって良い、北8西1丁目エリアの再開発が予定されています。

このエリアは2010年のはじめころにはすでに再開発スタートの情報もありましたが、計画はどんどん延期されています。

その再開発の状況について追っていきましょう。

北8条西1丁目エリアとは

場所はご存知の通り札幌駅の北東側で、JR札幌駅からは徒歩4−5分といったところでしょうか。

周囲は札幌市の合同庁舎がある以外は目立った建物はなく、南側は雑居ビル、東側は創成川を挟んで中小規模マンション、アパート群、北側は北9条小学校となっている、札幌駅周辺ではやや下町なエリアです。

現在では北8西1地区には古民家、時間貸駐車場、平屋の商店・居酒屋など、土地の利用率としてはかなりもったいない感じになっていますね。

忘備録的に写真など

やっぱり駐車場利用が多いですね。夜でもかなり車が停まっています

北8西1地区を南側に向けて俯瞰。左奥の建物は2015年竣工のプレミスト札幌ターミナルタワーですね。2017年はじめには、週刊誌で値上がり率予想全国1位のマンションにも選ばれました。

地区の中心には十字路のように細い路地があります。

北側を俯瞰。明かりがついているのは北9条小学校ですね。2010年代に入って大規模な改修がなされました。

民家にも明かりがついています。まだ住んでいらっしゃる方がいるのでしょうね。

順調に開発が進めば、北海道新幹線延伸に伴う再開発のひとつとして注目されそうです。

この地区は計画が出ては消え、というような経緯を繰り返している様相なので、順調に再開発が進むかは疑問なところです。どうなるかは今後も目が離せません。

2017年3月・再開発ついに動き出す

JR札幌駅北口の北8西1地区の市街地再開発事業を計画する札幌駅北口8・1地区市街地再開発準備組合(田中重明理事長)は、再開発ビルのうちホテルとオフィス機能を担う参加組合員予定者として、ホテルをスターツコーポレーション(東京)、オフィスを大和リース(大阪)とする新体制を固めた。ホテルは14階建て、300室前後を想定している。

e-kenshin.net

北8西1の再開発も、ようやく具体案を持って動き出したようですね。

タワーマンション、商業施設、ホテル、オフィスという4部構成なので、まあ無難な組み合わせといったところなんでしょう。

ただしホテルは14階、オフィスは4階ということなので、札幌駅南のホテル・オフィス容量と比べるとずいぶん小さい気もします。

さらにマンションは50階ですから、マンションと比較してもオフィスビルは随分小さいですね。

やはりこの立地はビジネスや商業にはあまり向かないといったところなんでしょうか。

スターツコーポレーションとは?

ホテルは東京のスターツコーポレーションが担当するようですね。スターツのホテル事業のサイトによると、東京ディズニーランドのパートナーホテルも運営しているようですね。

記事では14階の300室ということなので、まあビジネスホテル、といったところなんでしょうか。

立地的には駅からは近いものの、周囲には飲食店などは乏しいですし、まあ高級ホテルを誘致するのは難しいのでしょう。

順調に計画が進めば21年度に完成

順調に計画が進行すれば、18年度に着工、21年度に完成ということになるようですね。今から4年後ですから、遠いようですぐ、ということになりますか。

地権者との間で権利移行の話がうまくまとまらない、というような話もありましたが、どうなんでしょうか。

ひとまず具体的な案が出て来たようなので、安心できるのかもしれませんね。

2017年5月・マンションは640戸に

 札幌市北区北8西1の大規模再開発事業で、地権者らでつくる準備組合は道内最高層となる50階建てマンションの供給戸数を、1棟としては道内最多の640戸とする計画を固めた。JR札幌駅北口に近い一等地にホテルとオフィス棟も建てて複合街区とする構想で、2018年度末にも着工する。早ければ22年度に完成する見通しだ。

マンションは高さ約180メートル。当初は600戸の予定だったが、40戸増やした。札幌のマンションの平均価格がバブル期を超える中、さまざまな広さの物件をそろえ、家族向けだけでなく、富裕層のセカンドハウス需要などを掘り起こす狙いがあるとみられる。(北海道新聞

これまで計画が浮かんで来ては消えていた北8西1の再開発ですが、ついに動き出すようですね。

マンションの高さは約180mということですから、JRタワーを抜いて北海道で一番高いビルディングになる予定です。

さらに640戸という住居数も見逃せません。北8西3のDグラフォートですら330部屋程度ですから、640というとその約2倍になるでしょうか。かなり太いマンションになることが予想されます。

さらにこれだけの住居が一挙に供給されると、周辺環境の変化も予想されますね。小さなスーパーマッケットくらいは開設されるかもしれません。

マンションはかなりの高額になりそう

記事では富裕層のセカンドハウス需要も、ということですから、現在の市況と相まって価格はそれなりのものになると予想されます。

またこの再開発地域は複数の事業者が関わっているようですので、その点でも価格の高騰が予想されます。

2018年4月 いよいよ工事が始まりそう

こちら2018年4月現在の北7/8条1丁目エリアの画像です。

北8西1エリア自体の再開発はまだですが、南側の横断歩道の舗装は着工されているようです。

エリア内の飲食店には「4月で移転します」というような張り紙もあり、おそらく今後は本格的に再開発がスタートするのだと思われます。

2018年5月  北8西1再開発の施工ゼネコン決まらず

「リニア談合事件で応募ゼロ」――リニア問題が札幌市内の再開発事業に思わぬ影響を及ぼしている。

「札幌駅北口8・1市街地再開発準備組合」(田中重明理事長)が、一般財団法人都市みらい推進機構に委託して実施した特定業務代行者の公募。本命とされる大成建設(本社・東京都新宿区)が、手を挙げるに挙げられなかったからだ。

北海道リアルエコノミー 2018.5.7

順調だった北8西1再開発なのですが、再開発を担当するゼネコンが決まらなかったようです。

周辺の歩道はほとんど整備されたみたいなんですが、肝心の建物の取り壊しはまだ行われていないようで、今回のニュースですから、再開発はさらに延期されそうですね。

私の記憶の限りでは、2012年には着工、なんてことも言われていたかと思いますが、2018年になっても再開発らしい再開発は全く行われていません。

まだまだ道のりは長いようです。

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