寝台特急北斗星:乗車体験記のまとめ(札幌 – 上野)




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2011年に別のブログに記載していた、今はなき寝台特急北斗星の乗車した際の記録です。

体裁を整えながら手直ししていると、車内に公衆電話があったり、スマホではなく携帯電話だったりと、数年で身の回りものが変わってしまっていることに驚きます。

出発前の札幌駅の様子

北斗星、札幌発上野行きは17:12分、札幌駅出発になります。

札幌駅の入線時刻はだいたい17:00とのことで、16:50分ごろには札幌駅に到着し、駅弁やビール、おつまみなどを予め購入しておきます。

17:00前後からは徐々に帰宅ラッシュが始まります。反対側のホームに快速列車を待つ通勤客がいたかと思えば、釧路や旭川から到着する特急列車が入線してきたり、さらに我々などの夜行列車を待つ乗客もいるのですから、札幌駅は多様な側面を持っています。

ホームに並んで北斗星に乗車するであろう人々を見渡してみると、平日のためか年配の方が目立ちます。その他には30-40代の私服の男性などがおられ、ビジネス利用は少ないようでした。

トワイライトのときも同様に、平日の夜行列車の乗客というのは年配の方が中心のようです。

北斗星はほぼ定刻通り17:00に入線してきます。

車内の様子

早速車内に乗り込み、自分専用となる窓からさっきまで立っていたホームを眺めます。

意外にもホームで列車を待つ人々の視線がこちらに向く事はなく、札幌駅を利用する人々にとって北斗星という列車は珍しい列車でもないようです。

列車が出発した頃合いを見計らって、ソロ個室を改めて見回してみます。

確かに狭い個室ではありますが、個人的には一晩を過ごすには十分な広さだと感じました。

こちらは荷物置き場。かなり大きな荷物でも収納できる仕様になっているようです。

窓側を撮影。机の上が少し散らかっていますが、お許しください。画像右側のようにコート掛けが2つほど設置されています。ベットの枕側に座って机に向きあうのが基本スタイルのようです。

窓側の下にあるパネルでは、空調、BGM、室内灯などが調節できます。

空調は暖房のみ3段階で、北海道内を走る列車であることを象徴しています。BGMは本当にBGMのみなので、音楽などを持参した方が車内で退屈しないと思います。

窓側からドア側を撮影しました。ベッドの上は天井が出っ張っており、おそらく隣の個室の床の部分なのでしょう。かといって、不快な程に圧迫感があるわけではありません。

ベッドの側壁には、肘掛けが設置してあります。やはり枕側に座って机に向きあうのが基本スタイルのようです。ちなみにこちらの肘掛けにお世話になる事はほとんどありませんでした。

札幌駅出発

冬の札幌は日が暮れるのが早く、札幌駅を出発すると、すでに辺りは暗くなっています。これから16時間にも及ぶ列車の旅が始まるのかと思うと、心躍る瞬間を感じる事が出来ます。

出発すると間もなく、車掌が検札に訪れます。シャワーカードが購入できるのか否か、を質問してみると、すでにダイニングカーで購入できるとの事。少し落ち着いてから買いにいく事にします。

こちらは6号車のドアキーです。デジタル式と言っては過言ですが、わざわざ鍵を持たなくてよいのは助かります。

部屋を空ける時に暗証番号を設定しておき、また戻ってきたら同じキーを入力して、解錠される仕組みになっています。

こちらは6号車の通路を撮影。荷物を持った人同士がすれ違うには少し狭い幅ではありますが、清潔感があり寝台列車の旅を味わう事ができます。

札幌駅を出発して結構良い時間になったので、ダイニングカーまでシャワーカードを購入しに行きます。

乗務員のお姉さんに手続きをしてもらっている間、ダイニングカーを見渡してみると、ディナーの準備に忙しいようでした。

22:00くらいからシャワーを浴びたいと思って、その時間にシャワールームが空いているのか聞いてみると、空いているとのこと。予約表を見てみると、どうやらシャワーカード購入者一番乗りだったようです。

シャワーカードは¥310円、銭湯に行く事を考えると、べらぼうに高い料金でもないと思われます。シャワーカードにはなぜか”CASSIOPEA“のロゴがあり、まだ体験した事のないカシオペアへの思いも膨らみます。

レシート上の日本レストランエンタプライズ株式会社は、JR東日本のグループ企業で、特急列車での車内販売や、駅構内での駅弁販売などを手がけているようです。

南千歳駅到着

そうこうしているうちに、30分程で南千歳駅に到着します。写真左側に写っているのは「千歳アウトレットモールRERA」ですね。

南千歳駅は道南・道東に向かう特急列車がすべて停車する、交通の要所です。新千歳空港を使う乗客も、こちらで乗り換えます。

日が落ち、車窓を楽しもうにもどうにも見えないので、退屈な時間が続きます。画像はJR北海道が発行している車内誌です。

南千歳を出発したのち、北斗星は苫小牧、登別、東室蘭と停車していきます。

苫小牧ぐらいの駅だと、学生やサラリーマンが帰宅の途に着く姿が窓越しに伺えるのですが、登別ともなるとホームに人影はほとんど見られなくなります。

登別あたりで駅弁をいただく

 

本日の夕食。札幌駅で購入した駅弁です。

北斗星の食堂車で食べるフランス料理のコースは¥7,800円もしますので、1人でひっそり食べるのには少し気が引けます。女性を連れて乗車した際には、このようなディナーを是非いただきたいものです。

道中はラジオ+ワイン(家から持参)で楽しみます。かすかに見える家々の灯りを見ているだけでも十分に列車の旅を楽しむ事ができます。

函館駅到着

函館には21:38ごろに停車し、機関車の付け替えを行います。車内でもそのようなアナウンスがありましたので、寒いのを我慢してホームに出てみます。

ホームを眺めていると、函館からの乗車客もそこそこいるようです。

函館空港から羽田への最終便は19:40のようなので、ホテルでの宿泊代、航空券代などを考慮すると21:48に出発する北斗星もビジネス需要があるのかもしれません。
函館駅を出発すると、進行方向が反対側になります。

シャワールームを使う

函館を出発すると、青函トンネルに向けて列車は走ります。その前に、22:00からシャワーを浴びます。シャワールームの使い方はトワイライトエクスプレスと全く同じです。

ちなみにこのシャワールーム内にはアメニティはドライヤー以外全くなにもありませんので、シャンプー、バスタオル等は予め持参する必要があります。

万が一持っていなくとも、車内で比較的安く購入できる(¥420円)ので深刻な問題にはならないのですが。

扉裏面にある注意書きです。

こちらはシャワーカードを挿入する機械です。

カードを挿入すると自動的に6分間のシャワータイムが与えられ、6分間の間はon/offを調節しながらお湯がでます。

途中ドアを開けてしまうとシャワータイムはリセットされてしまうので、忘れ物がないことを確認してからシャワーカードを挿入する必要があります。

シャワーカード挿入前のシャワー装置です。緑のボタンでシャワーが開始、赤いボタンでシャワーが一時停止します。それ以外には特にボタンのない、シンプルな作りとなっております。

真冬の北海道内を走る列車なので、シャワー出始めの最初の数秒は冷水がでます。しかし、それ以降は一旦停止後もお湯がすぐに出てくるので、こまめにon/offを繰り返しても大丈夫のようです。

シャンプー、リンス、ボディーソープを普通に使って残り時間2分です。

女性のシャンプー、洗顔となると6分というのは妥当な時間かもしれません。男性にしてみればひげ剃りの時間を入れたとしても十分でしょう。残り1分になるとブザーが鳴りますので、5分間は安心して使う事が出来ます。

今はなきNational製のドライヤーです。このドライヤーの風力はすごく弱いので、髪を乾かすのにいつもより時間がかかります。

青函トンネルに入る

函館を出発して1〜2時間走ると、青函トンネルに入ります。

トンネルに入る前には、青函トンネルは世界一長い海底トンネルで、1987年に開通して、というようなアナウンスが車掌から入ります。

車窓を眺めるのが好きな私としては、トンネルの側壁ばかりを見続けると言うのは少し退屈なのでありますが。

蟹田などで運転停車した後、青森信号場で機関車の付け替えを行います。トワイライトもここで機関車の付け替えを行っていましたね。

青森信号場を出てからは延々と東北の大地が続くだけなので、就寝することにします。

寝台列車は揺れが強くて眠れない、という話もありますが、寝付きという点では問題ありませんでした。しかし、何時間も熟睡するのは難しいらしく、

2時間おきくらいに目が覚めていたような曖昧な記憶があります。よほど神経質でなければ、一睡もできないということはないように思います。

郡山駅到着

運転時刻上は6:38到着の郡山駅。このあたりは寝ぼけていてほとんど覚えていません。

郡山を出発してからは、宇都宮、大宮と停車して上野駅に向かいます。

携帯電話で東京のことをいろいろ検索してみようとしたのですが、どうやら電池残量は少ないよう。実は北斗星ソロの個室にはコンセントがなく、電力0の状態で一晩過ごさなければなりません。

ラウンジカー訪問

お隣6号車のラウンジーカーならば充電できるかもと思い立ち、早速携帯の充電器とパンを持って移動。

 

すでに7号車でのモーニングタイムは始まっていたようでしたが、ラウンジカーには誰もいなかったので撮影。既に車窓は明るくなっています。

中央の自動販売機は、決して法外な価格ではなく、一般的な自動販売機と同じ値段でした。ここで缶コーヒーを購入します。

中央に映っているのは公衆電話です。シャワールームはA、Bと二部屋あり、この公衆電話のさらに向こう側の同じ号車にあります。

車窓には高架橋が見えていますが、これは東北新幹線のものですね。おそらく郡山ー宇都宮間で撮影した1枚だと思います。

上野駅到着

鉄道博物館がある大宮を過ぎてからは、大小様々なビルが建ち並ぶ都市の風景となり、複線から複々線になったかと思うと、山手線、京浜東北線の車両と並走し、定刻9:38分に上野駅13番ホームに到着します。










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