レンタカーでヨーロッパ周遊旅3(プラハ – フランクフルト)




今日はいよいよレンタカーを借りてチェコを抜けフランクフルトに向かいます。

まずはレンタカーを借りる

まずは地下鉄でプラハ本駅に向かいます。

レンタカーはこのプラハ駅でレンタルすることになっています。レンタカー会社はBudget社で、車種はATのSKODA、23日のレンタル日数で約7万円です。

プラハでレンタルするよりはパリやローマなどでレンタルする方がいろいろと便利なのですが、ATで4人がゆったり乗れる車をレンタルするとなると、高くついてしまうのでプラハでレンタルすることに決まりました。

日本ではレンタカーにGPSを付けるよう強くリクエストしていたのですが、いざレンタカーを借りようとしてみるとGPSは付いていないということになりました。

どうすれば良いかレンタカー会社のひとに聞いてみると、「レンタルして日ごとにレンタル料を払うよりは、買った方が少し値は張るが持って帰れるし結局はお得だろう

Azleaという電気屋さんがあるからそこで買えばよい」「日本人ならどれを買えばよいか分かるだろう」ということでした。

がんばってAzelaという電気屋さんにたどり着くと、TomTomというイギリスメーカーが販売するカーナビが数台置いてありました。GPSがなければまともに走ることもできないので、2700CK(日本円で13.500円)で購入します。

高速道路を走る

さて、プラハで車をレンタルした後には、高速を使ってニュルンベルクに向かいます。チェコの交通規則としては、左ハンドル・右側通行なのですがこれがなかなか慣れないのです。

左折するときは対向車を気にしつつ、右折するときは巻き込み確認をするという全く日本とは反対のことをしなければならないからです。

またヨーロッパの人々は車間距離をほとんどとらず車線変更するときも後ろの車がブレーキを踏む前提で入っています。これはかなりドライバーにはプレッシャーになります。

高速に入ってプラハを抜けると、車はなだらかな丘陵地帯の中を走ります。制限速度は130km/hでどの車もかなりスピードを出して走ります。途中ピルスナービール発祥の地であるプルゼニュを通過して、ドイツ国境を超えます。

ドイツに入国してからは(といっても国境を越えるだけで何もイベントはないですが)、アウトバーンに接続し、カーナビ上の制限速度がなくなります。丘陵地帯で景色の変化もないため、容易に90mph(144km/h))以上出して走ります。

100mph(160km/h)出しても体感速度はそれほどに感じません。また自動車国家であるだけに140km/hで走行していてもAudiやBMWなどがそれ以上のスピードで追い抜いていきます。

アウトバーンは制限速度が無制限で、道幅も広くすごく走りやすいというイメージがありましたが、いざ走ってみると基本は2車線でところどころ3車線、という感じで、日本の高速道路と大差ない印象でした。ただしどれだけ走っても料金が無料なのはすばらしいシステムです。

ニュルンベルクに向かう

ドイツに入ってからは、まずはニュルンベルクに向かいます、ニュルンベルクは人口50万人ほどの中規模の都市です。ニュルンベルクではソーセージを食べ、アイスクリームを食べ、街中を散歩するという感じで過ごします。

ソーセージもアイスクリ―ムもユーロにすると価格が高く、ドイツに入ってからは一気に物価の高さを感じます。

ニュルンベルクの有名なお城より市街地を眺める。

プラハもそうですが、屋根がレンガ色に統一されており、非常に綺麗です。

ニュルンベルク市街。

人口に比して中心部の活気はすごいですね。ヨーロッパの都市はたいていそうですが、中心部の賑わいがすごく強いような印象です。中心部の空洞化が叫ばれて久しい日本の地方都市は、ヨーロッパのまちづくりに学ぶべきところが多いのではないでしょうか。

フランクフルトに向かう

ニュルンベルクを後にして、今日の目的地であるフランクフルトに向かいます。

フランクフルトは人口60万人の都市ですが、ヨーロッパ有数のルフトハンザ航空のハブ空港があり、また商業、金融の中心地とだけあって中心部には高層ビルが多く見受けられます。

今日の宿はフランクフルトの郊外だったのですが、GPSの使い方が良く分からず苦労しました。

ドイツ人の女の子に道を聞いてみたりしてみたのですが、どうやら意思疎通はできてなかったようです。宿に着いてみると20時を過ぎていたので、チェックイン早々にスーパーに向かい夕食を買い込んでその日は終わりました。

 

今日はフランクフルト観光をした後に古城街道を通ってケルンに向かう旅程です。
まずはフランクフルト市内を観光します。

これが街のシンボルとなる大聖堂です。

内部を見学してみると、ニュルンベルクの大聖堂は石積みだったのに対して、フランクフルトの大聖堂はコンクリートにレンガのペイントを施したもので、歴史を感じるのが少し難しかったです。

さて大聖堂をあとにした後はレーマー広場に向かいます。レーマー広場には階段状のファサードが印象的な旧市庁舎、カタリーナ教会などがあります。

レーマー広場を少し歩くと、フランクフルト一番の見どころであるゲーテハウスに到着します。ゲーテは「若きヴェルテルの悩み」「ファウスト」などで知られているらしいのですが、私たちは名前しか聞いたことがありません。

ゲーテはフランクフルトに1749年8月28日に生まれたそうです。地球の歩き方によるとゲーテの父はヨハン・カスバール・ゲーテで皇帝顧問、母親はカトリーヌ・エリーザベト・ゲーテでフランクフルト市長の娘とフランクフルトでも屈指の名家であったようです。

この生家は第2次世界大戦の爆撃によってほぼ完全に破壊されてしまったようですが、戦後は忠実に復元され、調度品は疎開していたために戦災を免れたようです。ゲーテハウス、ゲーテ博物館には英語の案内プレートがあり日本人でも楽しむことができます。
ゲーテハウスを一通り見学した後は、フランクフルトの街中を通って駐車場まで戻り、一路ライン川に沿ってケルンに向かいます。

リューデスハイム

フランクフルトを出発して1時間ほど走るとリューデスハイムに到着します。ヴィースバーデンはライン川下りの出発地点としてだけではなく、ドイツでは有名なワインの生産地となっているようです。

 

リューデスハイムは人口1万人の街で、まさに古き良きヨーロッパの田舎町といった感じです。リューデスハイムはバカンスシーズンなのか観光客でいっぱいでした。リューデスハイムでは昼食をとった後、このあたりで生産されている白ワインを購入します。

一番にぎわっていると思われる路地。看板も絵になります。

リューデスハイムをあとにして、ライン川に沿って道路を下ります。このライン川の両端には古城、ブドウ畑が多くあり、ドライブするだけで風景を楽しむことができます。

ライン川の古城。今も昔も交通の要所であります。










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