1泊2日でJRを乗り継いで根室までいった旅




仕事で三連休をもらったので、今回も旅に出ます。JR北海道全線制覇を目指して、根室駅を目指すたびです。

今回も、北海道デスティネーションキャンペーンに合わせて発売されている、キュンと北海道フリーパスを¥17.000円で購入します。

まずはスーパーおおぞら1号で釧路へ

まずは、スーパーおおぞら一号で釧路を目指します。

当日はお盆真っ只中ということもあり、さぞかし混雑しているのだろうと予想していましたが、いざみどりの窓口で空席情報を見ていると、どの列車にも指定席の空席は少なからず残されているようでした。

私が乗ろうとしているスーパーおおぞら一号にも空席があり、意外な印象を持ちました。ただし、グリーン車は満席でした。

スーパーおおぞら一号は0703札幌駅発車です。いつもの出勤時間よりも大幅に早く家を出て、それでもぎりぎりの時刻になりながら、283系の8号車前方に席を確保します。自由席の乗車率は50パーセントといったところでしょうか。

新札幌では乗客の乗降はあまり見られず、次の南千歳でもそれなりといったところでした。

その後のトマム、新得では8号車に限ったの乗降客は数人だったと思います。

札幌を出発して2時間半、十勝平野の中心都市、帯広に到着します。ここでは乗客の出入りが激しく、多くの人が帯広で下車する一方で、ホームに列をなしたそれ以上の乗客が乗車してきて、車内は本日一番の混雑を見せました。

池田では乗降はほとんどなく、8号車はほぼすべての座席が埋まったままで、終点の釧路に到着しました。意外にも、帯広ー釧路間の鉄道需要は大きいようです。

ちなみに、スーパー十勝、おおぞらはトンネル内減速運転のために10ー15分の遅れをもってして運行されており、乗り換え列車はこの本列車の到着を待って運行されるという趣旨のアナウンスが随時入れられていました。

北太平洋花と湿原号で釧路から根室へ向かう

釧路で接続列車となるのは、根室行き快速ノサップ、その次に発車する、北太平洋花と湿原号、釧路湿原ノロッコ号などです。

夏休み真っ只中ということもあって、ノロッコ号は指定席・自由席問わず、乗車率100%といったところで、一人で乗ったら気まずいだろうなと思ってしまいました。

北太平洋花と湿原号は、夏季にお座敷列車で運行されている臨時列車ですが、特急料金などはかかりません。

こちらも乗車率は100%近い混み具合でしたが、お座敷列車ということでそもそも一両あたりの定員が少ないので、車内はかなりゆったりしています。

根室までの道中は、列車待ち合いなどで10分ほど停車することもしばしばです。厚岸停車では、特産の牡蠣を使った駅弁を買い求めて、多くの人が一時下車していました。

二時間ほどぼんやりとしていると、ついに日本最東端の駅、東根室に到着します。

この東根根室駅には臨時列車ということで用もなく五分ほど停車し、みなさんしきりに記念撮影していました。

東根室を出発すると、次は根室本線の終点、根室となります。折り返し釧路行きの臨時列車として運用されるために、乗ってきた臨時列車は根室駅の少し先で留置されていました。

根室駅前の様子

さて根室駅前はというと、花咲蟹を提供する商店が数軒と、観光案内所があるくらいで、最果ての静かな街という感じになっています。

根室にきたからには北方領土関連の資料館や霧多布岬、美しい花々や野鳥なども観察したかったのですが、いかんせん日帰りということもあり、観光はできずでした。

根室から釧路へ向かう

帰りは釧路行きの普通列車に乗車します。車窓を見てみると一面に霧が立ち込めていて、道東地域の霧の多さを思い知らされました。

道中はエゾシカの多数生息する地域を走るとあって、警笛が頻回に鳴らされその度に減速が行われているような状況でした。エゾシカを線路上で発見しては警告音を発し、エゾシカにどいてもらう、というようなことが繰り返されていたのだと思います。

戻りは普通列車だったので、特にどこかの駅で長い時間停車するでもなく、淡々と各駅に停車しながら釧路を目指します。途中の駅では、大きな荷物を持った帰省客と思われる乗客を数人ずつ乗せながら、1831に釧路駅に到着しました。

釧路に到着してからは、宿にチェックインを済ませてから、夜の街に繰り出します。といっても飲みにいくだけなのですが。どうやら釧路は炉端焼き発祥の地らしく、炉端焼きの店が多く見受けられます。繁華街にある「ちゃりんこ」という店に入りました。

 

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店内はカウンター席8人程度、座敷のテーブル席20人程度入るでしょうか。1人で入ってもカウンターでのんびりできるお店です。詳しいレビューはリンク先の食べログにまかせるとして、クジラの刺身が肉厚でおいしい店でした。

2日目:釧路から十勝川温泉に行く

さて、2日目は帯広まで出て自転車でも借りてサイクリングしようかな、などと考えていたのですが、起きてみたら大雨。とてもサイクリングどころではありませんでした。急遽予定を変更して、十勝川温泉に入ることを思いつきます。

こうしてフレキシブルに旅のプランを変更できるところが、鉄道旅の良いところでもあります。

温泉とは行っても、駅から徒歩圏内で・・・となると、十勝川温泉といえども数が絞られます。

帯広駅で下車しても良いのですが、十勝川温泉となると徒歩では行けず、バスを利用する事になりそうで、面倒くさい性分の私はどうしても駅から徒歩にこだわってしまうのです。

Google Mapとにらめっこしていると、帯広駅のひとつ手前、札内ガーデン温泉というところが近そう!と思い立って、今日の目的地を決定します。

 

釧路駅に到着してみると10:17発の普通列車新得行きと、11:29発のスーパーおおぞら札幌行きの案内表示がありました。

帯広ひとつ手前までなら、乗換の時間も考えると大して到着時間は変わらないだろうと考えて、先発の普通列車で札内に向かう事にしました。(実際あとから調べてみても、到着時間は同じ。おおぞらに乗ったとしても、池田で乗り換えて、先発の普通列車に乗る事になる)

札内までのワンマン列車は、乗車率30%といったところ。白糠、池田ではそれなりの乗降があり、帯広に近づき始めてからは、高校生と思われる若者が各駅ごとに数人乗車してきます。

帯広の1つ手前、札内駅では20人ほどが乗車してきたようですね。

札内駅からガーデン温泉までは少し距離あり

札内からはひたすら歩いて温泉を目指すのみ。Google mapを見ながら歩くのですが、歩く程に、意外と温泉まで遠い事に気づき始めます。やはり縮尺のないGoogle mapは当てにならず、必ず駅から目的地までの距離を確認する事が大切です。

やっと温泉に到着!というところで動物との出会い。

 

さぞかし立派な札内ガーデン温泉。宿泊施設も併設されており、レストラン、休憩所もあります。しかし、徒歩で来るところではありません。

急ぎ足で札内 – 帯広 – 札幌へ

温泉に急ぎ足でつかった後は、来た道を戻って普通列車で帯広まで。15:04発のスーパーとかちに乗り換えて、一気に札幌を目指しました。










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